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スオムス文庫 ラルクル-2-1『元気すぎる部下』


※エロ有り注意。18歳以上の方のみご覧ください。



 かたん。すっかり暗くなった執務室、ラルはペンを置いた。
 こうも静まり返っていると、小さな音でもよく響く。昼間の賑やかさが嘘の様で、少しばかり寂しい。
 なにせ、この基地の連中ときたら元気者ばかりだ。おとなしいと思っていたジョゼや下原ですら、この頃は何かと騒ぎを起こす。
 書類は増えるが、いい兆候だ。ラルは元気な部下を好む。
 それは辛い撤退戦を超えてきた経験からかもしれないし、自分の身体が以前ほど無理のきくものではなくなったせいかもしれない。
 とにかく、ラルは部下の元気な姿を眺めるのが好きなのだった。
 そこまで考えて、ラルは苦笑を漏らした。
 まるで年寄りだ。隊長職に就くと、どうも一歩距離を置いて眺めるようになってしまい、歳相応に振舞うのは中々難しくなる。
 年寄り扱いはされたくないものだ。エディータでもからかって気を紛らわすか?
 ラルは立ち上がり、部屋を出た。
 流石にエディータをからかうのは冗談だが、少しばかり休憩したい。
 なにせ、朝からずっとデスクにかじりついていたのだ。食事もコーヒーもジョゼに運んでもらい、部屋から出たのはトイレに行く時のみ。それでも書類は終わる気配がない。
 ラルは溜息を吐いた。集中が途切れたせいで、疲れがどっと押し寄せてくる。
 どうせまだやらなければいけないのだ。ここらで一つ、コーヒーかなにか、物資を補給しておこう。
 となると、行き先は食堂になるが……。
 下原は夜間哨戒、サーシャはこの時間はハンガーで整備を行っているはずだ。エディータに見つからなければ、食べ物も手に入るな……。
 そう思案しつつ、靴底が立てる硬質な音を辺りに響かせながら、ラルは薄暗い廊下を進む。
 灯りが少なくとも、住み慣れた家である。迷うこと無く食堂まで行くことができる。
「ん……?」
 しかし、その食堂には灯りが付いていた。
 この時間、食堂を普通に使う人間はいないはずだ。例え今のラルのようにつまみ食いに忍びこむとしても、灯りはつけまい。捕まえてくれと言っているようなものだ。
 誰か消し忘れたのか?
 怪訝に思いつつ、扉を開ける。すると、
「うっ」
 鼻を突くようなアルコール臭が流れてきた。そして10本近い空き瓶に、埋もれるように顔を伏せている、エディータとクルピンスキーがいた。
 二人とも今日は非番だったはずだが、まさか明るいうちから飲み比べをしていたのか。自分が書類と終わりの見えない泥沼の戦いをしている間に。
「まったく、私はいい部下を持ったよ」
 酔いつぶれた2人を残し、脱力したラルは厨房へ向かう。
 水を注いだポットを火にかけ、お湯が沸くまでの間に何か食料が無いか物色することにした。
 ……しかし、見事なまでに調理を必要とするものばかりだ。料理は出来なくはないが、作るのも面倒である。こんな事ならジョゼか下原に夜食を作っておいてもらうのだった。
「あれれー。隊長、つまみ食いですかぁ?」
 唐突に、ろれつの回らない口調がラルの背中へ投げかけられた。
 振り向くと、真っ赤な顔と焦点の合わない瞳の、まさに酩酊状態なクルピンスキーが立っていた。
「いけないんだぁ。つまみ食いはいけないんだぁ」
 何がおかしいのか、クルピンスキーはへらへらと笑っている。
 溜息をひとつ、ラルは無視して食料を漁ることにした。
「無視ですかぁ。ひどくないですかぁ。ねー、たいちょぉー」
 ずしり。酒臭い息を吐きながら、クルピンスキーがのしかかってくる。
「…………」
「たいちょぉー、たいちょぉってばぁ」
 クルピンスキーの手がさわさわと、太ももを撫で回す。それが服の中に入ろうとし、流石に無視も出来なくなった。
「ええい、やめんか鬱陶しい」
「ひどいなぁ。ひどいなぁ、隊長」
 ぎゅう。脇下から回された腕が、ラルの腹部を抱きしめる。同時に酒臭い顔がすり寄せられた。
「ああ、もう。離れろ、酒臭い」
「んんー……、隊長はいいにおいがしますなぁ、いいですなぁ」
「オヤジかお前は……!」
 ラルはもがいたが、クルピンスキーは離れない。それどころかますます密着し、手は不穏な動きを始める始末。
「お、お前……っ」
「抵抗されると燃えてくるんです」
「そんなことは聞いとらん!」
「そうですかぁ……、では失礼して」
「うぁっ!?」
 クルピンスキーの手が、するりと軍服の内側へ滑り込んだ。今はコルセットをしていない。あっさりと侵入を許してしまい、ラルは慌てた。
「お、お前……!」
「隊長のお腹、すべすべ……」
 ひんやりとした手が腹部を撫で回す。
「ひっ。お、おい、やめろ……!」
 クルピンスキーの腕を掴んで引き抜こうとするが、体勢が安定しない。それに元々、筋力はクルピンスキーの方が上だった。
 動きを邪魔する程度の抵抗にしかならず、手のひらはラルの肌から熱を奪いつつ、どんどん上へと登ってくる。
 そして手が胸のあたりでもぞもぞと蠢いたかと思うと、一瞬でブラジャーを外し、引きぬいた。
「器用な真似を……」
 怒りも忘れ、呆れてしまう。
「驚きました?得意技なんです、これ」
 そして再び潜り込んできた手のひらが胸を包みこみ、やんわりと揉み始めた。
「んっ」
「隊長の胸、柔らかい……、それにあったかくて」
「やめろ、頼むから」
 実況されると恥ずかしいことこの上ない。
 クルピンスキーは胸を揉みしだきつつ、やんわりとラルを抱きしめ、その髪に鼻を埋めていた。
 においを嗅いでいるらしい。鼻息がくすぐったい。
 だが、そんなことを気にする余裕はすぐに奪われてしまった。
 胸を包み込んでいた掌が、いつの間にか、突起の周辺をなぞる指先へと変わっていた。
「ふっ、う……」
「あれぇ、隊長、気持いいんですか?気持いいんですか?」
 ……ぶん殴ってやりたい。
「どーせもう力入んないんじゃないですかー。良いじゃないですか、もう。諦めて諦めてー」
「く、うぅ……っ」
 2本の指先が乳首をつまみ上げ、ぐりぐりといじくった。ラルは両足を内股気味に引きつらせ、身体を硬直させながら、それに耐える。
「隊長の強情っ張り」
「や、やかましい……!」
 指先が胸の突起から離れた。そう思うと、今度は触れるか触れないかの所ですりすりと擦り始める。
 こちらのほうが快感が強烈だった。
 ラルは背を反らせつつも、下唇を噛み、声を出さないよう精一杯の抵抗をする。
「ふっ、く……」
 部下にいいようにされて情けない。意地でも声だけは出してたまるか。それが今、ラルにできる精一杯の抵抗だった。

「や、やめっ!クルピンスキー!やめて!!」
 厨房内に、絶叫にも似たラルの嬌声が響いていた。
 服はすべて剥ぎ取られ、全身を自分の愛液で濡らしたラルは、涙を流しつつやめてくれと懇願を繰り返す。
 救いは誰もこの場に居合わせていないことだ。もし声を聞かれでもすれば、次の日から自分が隊を統べることなんて出来なくなるだろう。
 クルピンスキーは酔と興奮で顔を真赤にしながら、右手をラルの左胸へ、左手を陰部に回し、抱きすくめるように愛撫している。
「ひっ、やだ、また……っ」
 涙声でラルが絶頂を迎える。
 すでに何度もイかされているのに、慣れるということがない。羞恥は積み重なり、涙となってラルの瞳から溢れでた。
「かわいいなぁ、隊長はかわいいなぁ」
 クルピンスキーは耳元でそう繰り返しては、ラルの羞恥を煽る。そして時折首筋に口をつけては、赤い痣を残した。
「隊長がいつもこうして相手してくれるなら、わざわざナンパしにでかけなくても済むのに」
「や、やだぁ……」
「本当に?さっきからもっとしてってお尻振ってるのに。気付いてます?さっきから盛りのついた犬みたいな声上げてるの」
 ラルは必死に否定しようとするが、攻め立てるクルピンスキーの指先に邪魔されて、言葉は出てこない。
「い、いやっ……!いやぁ……!」
 子どものように泣きじゃくりながら、ラルはイった。身体からどんどん力が抜けていくのを感じる。
「あれ、隊長?おーい、たいちょー」
 気の抜けた声で、クルピンスキーが呼びかける。
 そこで記憶は途切れた。

 翌日。
「クルピンスキー、営倉入り。二週間」
「えっ」
「あの時、お前は私へどうなるか教えろと言ったな。身をもって教えてやる」
「ち、ちょっと待ってくださいよ。私が何をしたんですか……!」
「……覚えてないのか、夕べの事を」
「え、ええ……。凄まじく酔ってたので……」
「営倉入り3週間」
「ええーっ!?」
「……馬鹿」
 ラルは引きずられていくクルピンスキーを見ながら、こっそり呟いた。
 隣にいたエディータが、何故か気まずげに顔を赤くしているのに気付かないまま。


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